WRC終焉

スズキに続きスバルまでも・・・
シトロエンとフォードだけでは選手権は成立しない。

もともと日本ではあまり認知度の高くないWRCが、日本メーカーが
参戦しなくなってしまったら、再来年札幌に戻ってくる意味もない。

こうなってしまったら、WRCはIRCと統合しなくては、ヨーロッパでさえ
人気がなくなってしまうだろう。

そもそもISC(International Sportsworld Communicators)がWRCの
放映権や商業権を握った2000年ころから少しずつおかしくなってきた
ような気がする。

プロフェッショナルに徹すると言えば格好が良いが、そもそもラリーというの
が魅力的だったのは、ドライバーと観客との垣根がすごく低く、観客も
自らが参加しているという一体感みたいなものがあったからだと思う。

例えばサービスやヘッドクォーターに行けば、普通にドライバーやナビゲーターが
歩いていた。 
別にサインをせがむわけでもないが、「あーここにいるんだ」という空気が
楽しかった。

サービスでも、車に相当近づき、見ることができた。 
わざわざモーターショーに行かなくても最新テクノロジーを詰め込んだ
憧れのラリーカーが目の前で見られたわけである。 
コックピットの写真なども撮ることができた。
観客はそれなりのマナーは皆持っていたし、サービスの邪魔にならない
などの配慮は自然と出来ていたと思う。

それがDavid Richardsが全てをコントロールしはじめてから、垣根が一気に
高くなって=つまらなくなってきたような感じがする。
メディアは厳しい制限がかかって、どのテレビ、どのWebサイトをみても皆同じ
ソースになってしまい、例えばイタリア人、ドイツ人、フランス人などそれぞれ
の視線で見たWRCが無くなってしまい、単調な、個性のない取材に成り下がって
しまったのではないか。

フォトグラファーなどは、あれだけの人数が取材しているのに、アウトプットは
たったこれだけ? というほど情けない。
というかフォトグラファー自身、相当フラストレーションがたまっていったのではないかと思う。
そのあたりは、是非現場のメディアの方々にお伺いしてみたい。

ビデオもしかり、放映権の名の下、どの番組を見ても全く同じシーンしか見られない
という状況。 
ISCにしてみれば自分たちの権利を守るためなのかもしれないが、ファンにして
みれば「つまらない」のである。

さて、撤退してしまうスバル。
最後のポディウムは??? というくらい勝っていなかった。 
なぜ? 続けている以上もっと食い下がって欲しかった。 
WRCをしょって立つ日本の代表としては、あまりにも情けない結果が続き
すぎていた。 
このあたりは雑誌に色々と書かれているので、そちらに譲るが、自動車メーカー
として、ラリーを通じて日本のユーザーに何か訴えていく気がそもそも無くなって
しまったのではないかと思う。 
今の世の中、操縦する面白さを感じ、楽しむということ自体、反社会的な状況だから、
それをネタにしにくい、ちょっと後ろめたい雰囲気があったのではないだろうか。

それから、昔からの「スバリスト」とかいったコアな連中だけを相手にしているだけの
印象がぬぐえない。
ディーラーに行っても(自分はレガシイに乗っている)ラリーの話をする営業マンは皆無。 
こちらからWRCの話をしてもポカンとしている。 
何で? ポスターとか貼ってあるじゃないですか!? 
売る側がそれを話題にできないなんてあり得ない! 

これでは、国内のマーケティングを考えたら、ほとんど利用価値がない投資
と言われても仕方がない。 
おまけに勝てないのだから、話題にもならないし。
 
・・・ここまで書いて、続きはちょっと頭を冷やしてから・・・・
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by MackyWRC | 2008-12-16 20:42 | Rallyいろいろ
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